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2005年 出会ったことに感謝した本 【改訂版】 [本]

12月25日、こういう本に出会うべくして出会ってしまったので、
あまりこんなことはしたくないのだが、記事を改訂する。
仕事の合間に、まだ38ページしか読んでいないのに、
早くも背中がゾクゾクするような興奮を味わっています。
私はこの本に呼ばれた、心からそう思います。

田口ランディの人生相談 神様はいますか?

田口ランディの人生相談 神様はいますか?

  • 作者: 田口 ランディ
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2002/08
  • メディア: 単行本


↑興味のある方、新潮文庫からも出ていますよ。

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ナラタージュ

ナラタージュ

  • 作者: 島本 理生
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/02/28
  • メディア: 単行本


↑考えるのは頭なのに、心は胸にあるのだということを実感するくらい、
読んでいて何度も胸が張り裂けそうになりました。



国家の品格

国家の品格

  • 作者: 藤原 正彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 新書


↑最後のページで泣いてしまいました。
第二次大戦中に、「もしこの地球上にただ一つの民族しか残れないとするなら、
日本人という民族を残すべきである」と言ったフランス人がいたそうです。



夕凪の街桜の国

夕凪の街桜の国

  • 作者: こうの 史代
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本


↑この淡々とした物語の中に、どれだけの人々の思いが詰まっているでしょうか。
涙が止まりませんでした。



深層意識への道

深層意識への道

  • 作者: 河合 隼雄
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 単行本


↑タイトルは堅苦しいですが、内容は、
「河合隼雄は、どんな本を読んできたか」ということです。面白い!



その日のまえに

その日のまえに

  • 作者: 重松 清
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/08/05
  • メディア: 単行本


↑今年を代表するベストセラーですね。
人は必ず死ぬ。送られる人と送る人の物語。後半では、かなり泣かされました。



任意の点P

任意の点P

  • 作者: 慶応義塾大学佐藤雅彦研究室, 佐藤 雅彦, 中村 至男
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 単行本


↑子どもの頃の、何もかも初めて体験するときのワクワク感。
その「ワクワク」を思い出しました。



カシタンカ

カシタンカ

  • 作者: ナターリャ デェミードヴァ, アントン・P. チェーホフ
  • 出版社/メーカー: 未知谷
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 単行本


↑世界は広い。ロシアには、こんな素晴しい絵を描くオバサンがいるのです。

 

 

 

 

  

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コメント 12

nori oppa様

「国家の品格」気になっていたんだよねぇ~
読ませていただきます。
by nori oppa様 (2005-12-23 21:48) 

midori

nori oppa様 読んだら感想聞かせてくださいね~
by midori (2005-12-23 21:53) 

goinkyonosora

1冊目は、どんな内容なんですか?
by goinkyonosora (2005-12-27 16:31) 

midori

hide様 nice! ありがとうございます。

おぺ様 こんにちわ。
1冊目の目次を羅列してみますね。
「神様はいますか/死んだらすべて終わりですか/人と人はわかりあえますか/友達って何でしょう/魂は存在しますか/私の身体は、私のものですか/どうやったら、田口さんみたいに楽しく生きられるの?/動物と人間はどこが違いますか/人生に文学は必要でしょうか/どうやったら大人になれますか/愛は世界を救いますか/奇跡はあると思いますか/人生は生きるに価しますか」
という内容です。ランディ節なので、そんじょそこらの答とは違います。
大胆だったり、不思議だったり、達観してる感じだったり、でもエゲツなかったり・・・。
私は結構「そうそう!あるある!」って思ったのですが、
客観的に見て、意外な、目からウロコ的な回答じゃないでしょうか。
(目次だけだと、なんだか宗教本っぽいなぁ・・・そういうんじゃないですよ)
by midori (2005-12-27 17:29) 

goinkyonosora

生協の白石さんみたいな答え?
by goinkyonosora (2005-12-27 20:17) 

midori

おぺ様 そういうのではないです。
「一本とられた」というような軽妙な答えではなくて、おっなんか深いゾ・・・と感じるような。
その日に読んで、すぐ人に貸してしまったので今手元になくて
具体的に引用できないのですが・・・。
人は生まれるときも死ぬときも一人であり、人生とは苦しいもので、
でも人生長くて100年1回きり、どうせならやりたいことやって楽しく生きたい、
というような考えがベースになっています(私もこういう考え方ですが)。
なぜ生きるのか、という根元的な問いに直面せざるを得なくなった
迷える子羊たちへ、「私はこう思うんだけど」と語ったエッセイ集ですね。
たくましく生きる術が書いてあります。語り口は軽いので、読みやすいですよ。
by midori (2005-12-27 20:57) 

goinkyonosora

早速、買ってみます(^^)
ありがとう♪
by goinkyonosora (2005-12-28 10:57) 

midori

おぺ様 こんにちわ。
本を貸した知人は、「スゴイ!」を連発でした。
by midori (2005-12-28 12:32) 

ren

「国家の品格」って「東京タワー」を抜いて1位になったようですね~。
もっと難しい政治の本かと思ってました。
読んでみよう~。
by ren (2006-01-10 20:20) 

midori

ren様 いらっしゃいませ。
もとが講演録なので(だいぶ直したそうですが)、とても読みやすいですよ。
大人はもちろんですが、子どもに読ませたい本です。
(本を読んでいる子なら、中学3年生くらいなら読めるでしょう)
by midori (2006-01-11 09:06) 

Sho

こんばんは。
本ってホントに「何故っ・・!?」っていう絶妙のタイミングで出会うことが
多いですよね。
それってきっと、その本が、その人が手に取るべき時を、
本屋さんや図書館やどこかの古本屋さんや―そういうところで、じっと待っていてくれるんだな・・・と、思います。
紹介してくださった本、どれも興味深いですが「神様はいますか?」、
後ほど買いに行こうと思います。なんか呼ばれているような気がするので・・・
by Sho (2006-12-17 18:40) 

midori

Sho様 nice!ありがとうございます.返事が遅れてゴメンナサイ.
本との出会いは,本当に不思議です.
せっかく良い本が手元に現れても,時期が来ないと
内容が自分に入ってこない,ということもよくありますよね.
かと思えば,それが何年も経ってから宝物になったりもするし.
「縁」ってもんがあるんだな,と思います.
by midori (2006-12-31 13:16) 

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