元気を出そうよ! [本]
わたしはわたし。そのままを受け止めてくれるか、さもなければ放っといて。
- 作者:
- 出版社/メーカー: アルファポリス
- 発売日: 2010/07
- メディア: 単行本
格言・至言・その他読んでいてハッとするような言葉と,
大人の私がドキドキしてしまう表情・仕草・心意気を全身で表現している
思わず抱きしめたくなるような少女たちのポートレイトが,
絶妙なレイアウトで編集されている.
手にとった瞬間,なんだか自分の眼に力が宿った気がした.
頭の中で,大きな声が聴こえる.
「そうだ,生きてゆくんだ,自分の足で,ありのままの私で」
うちのめされた... [本]
周りに迷惑をかけながら細々と仕事を続けていたが,
5月中に仕事を整理して,6月から療養に入ることになった.
この4連休も,今日明日の2日間は仕事だ.
しかし昨日,この本を読んでしまったのだ.
読み終えるのに,かなりのエネルギーを消耗した.
すぐ空腹になり,活字を追っていた6時間ほどで,
食べものの包装紙で屑籠がいっぱいになった.
読み続けていくのがしんどいのだが,
ため息をついてテーブルに本を伏せても,
面白過ぎて,つら過ぎて,共感できて,信じられなくて,
また手に取らざるを得なくなる.
作者が,命を賭して書いているのだ.
暇つぶしなどに読める代物ではなかったのだ.
今日などは,余韻を引きずりまくって情緒不安定になり,全く仕事にならない.
読むのは6月まで待つべきだったと後悔している.
でも早く出会えて良かったとも思っている.
人間はいつ死ぬかわからない.
すさまじくて,素晴らしい本です.
みなさんに読んで欲しい.
でも,取り扱い注意ですからね.
*朝日新聞の紹介記事に飛びます*
あー面白かった! [本]
どんなに忙しくても、本を開かない日はありません。
このところ、外れがなかったので、ちと ご紹介。
片桐はいり。文章ウマイです、かなり。
映画『かもめ食堂』の雰囲気そのままに(もうちょっと過激かな?)、
日本人にはあまり馴染みのない北欧フィンランドの あれこれが書いてあります。
行きたくなってしまったフィンランド。
(その前に飛行機に乗れるようにしなければならないのだが・・・コホン)
オフレコ!別冊[最高権力の研究] 小泉官邸の真実 飯島勲前秘書官が語る!
- 作者:
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2007/01/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
個人的に、小泉純一郎はあまり好きではなかった。
やった功績は認めるが、すべては剃刀のような切れ味の飯島秘書官の腕だろうと思っていた。
ところがこれを読んで、イメージが180度変わりました。
小泉は本当はスゴイ人で、飯島は案外カワイイおじさんかも。
飯島本人が語っている本だから鵜呑みにはできないけれど、
価値観をひっくり返されるような、しかも良いほうに変わる情報を得ることは、
素直に嬉しいもんです。
これは、本当にオススメします。
最近、第2巻も出ました。
毎日に疲れている、すべての現代人へ。
最近、こんなの読みました [本]
この3冊とも読み応えがありましたが、特に『はい、泳げません』。
四十歳を過ぎてカナヅチの著者がスイミングスクールに通って泳ぎ方をマスターするルポで、
著者の不器用さと困惑キャラ、そして先生の独特な教え方があいまって、絶妙な面白さ。
「オレは泳げるから読まなくていいや」と思っているアナタにこそ読んでほしい。
私、実のところ、これは「泳ぎ方」の本ではないなと思っています。
泳ぎ方を学んでいるようで、こりゃあ「生き方」の本ではと。
こんなふうに泳げたら、ゼッタイ人生観変わると思う。
泳ぎもマスターして「生き方上手」(by日野原重明)を目指しましょうね、皆さん。