*学校は真面目に行きましょう 元気なときは [高校時代]
気持ちのいい日が続いています。
これからの季節、晩秋から冬の終わりまでが、midori の一番好きな季節です。
会社なんかサボって一人旅したくなってきます、
しーらなーいーまああちーをーあるいーてーみーたあいー♪
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高校でサボリの味を覚えた。
特に２年生の時は心理的なモヤモヤがピークの頃で、担任もあまり叱るタイプでなく、
でもmidori はズルイので、親に通報されないように、
朝家を出てから学校に電話を入れて許可(！)をもらっていた。
「先生、midori だけど」
「おぅどうした」
「なんかさ、今日はガッコ行きたくない感じなんだよねー」
「ふーん、そう。じゃ今日はいいか？」
「うん。じゃ」
(今のmidori の感覚では信じられませんね、ふざけんなーって怒鳴りますよ)
大人の反応を試していたのだと思う。
この担任は人がよいのだが歯ごたえがなくて物足りなかったのだ。
(ちなみに、１年と３年の担任は厳しかったのでほとんどサボれず。
でも自分のことを考えてくれているのがわかっていたから、素直にいろいろ話していました。
子供ってそういうとこ敏感ですよね)
サボるといっても、電車に乗って時間をつぶすだけである。お金も無いし、遊び場も無いし、
定期券でローカル線を行ったり来たり。それだけ。
ウォークマンを聴きながら(80年代の高校生は浜田省吾なんかを聴いて、
どこか遠いところを目指していたのですヨ)、
田舎の車窓をぼんやり眺めつついろんなことを考えていた。ただひたすらに。
で、本題。（前ふり長っ！）
その時は３年生になっていたので、midori は真面目に学校へ行っていた。
家に帰ってきたら、なんかヘンな雰囲気。
「どうしたの？」
「それがさー」
ニヤニヤしながら小声で話す母。
「今日、Ｔ(midori の妹)の高校の先生から電話がかかってきたの、学校に来てませんよって」
（midori 、どきっ）
「へ、へぇー、そう。で？」
「そん時、お父さん居てさぁー・・・」
大騒ぎになったらしい。母の話をまとめると・・・
その日、仕事が遅番の父は家に居た。
午前10時過ぎに電話が鳴り、父が出ると、Ｔの高校の担任からだった。
「Ｔさん来ていませんが、お休みですか？」
Ｔは普通どおり、７時には家を出ている。
「行ってない？ 確かですか？ うちの娘は学校サボるようには躾けてないですよ！
今から行きます！」
ガチャンと電話を切ると、父は車で高校へ向かったのだ。
母が言うには、あまりレベルの高くない学校だからサボる生徒は普通にいるだろうと。
念のため電話を入れただけであろうと。まさか騒ぐ親がいるなんて思わなかったであろうと。
言いながら母はゲラゲラ笑っていた「そんなふうに躾けてないだってー、アハハ」。
でも父は真剣ですよ、お母さん。
父が高校へ到着すると、先生が２、３人校門で待っていた。
父兄が騒ぎ出したというので、学年主任や教務主任も放ってはおけないのだろう。
クラスにリサーチしたら、３人で行動しているらしいことがわかった。
田舎の高校生に行く所なんてないであろう、あてもなく電車に乗っているに違いないと結論が出た。
そこで父は思い出す、高校の最寄り駅の駅長が同級生にいたことを。
伝令が廻り、駅はただちに封鎖、検問。
そこへ、そんな事態になっているとは夢にも思わず、
どこかでお弁当だけ食べて満足げなお尋ね者３人がノホホンと降りてきた。
「お前ら！」（担任）。
「なんでー？」（女子高生）。
「何なのよ！」（Ｔ）。
「恥かかせやがって！」（父）。
「まーまー」（駅長）。
こうして、捕物劇は通報から３時間で幕切れとなった。
それまで父はＴには甘かったのだが、裏切られた思いがしたのだろう、かなり激昂し、
「今度サボるようなことがあったら、高校は辞めさせて働かせる」
言い渡して会社へ出かけたそうだ。Ｔは部屋にこもったまま出てこないという。
ここまでを母から聞いて、midori は背筋が寒くなったのだった。
ひー危ない、危ない、気をつけよう。
でも、本当に誰もmidori のサボリのことは知らなかったのだろうか、
母の動じなさ加減が今考えるとあやしい。
確かめてないけど。
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青春時代ですな。現在の、仕事に追われてサボるどころか土日も無いような生活をしていると、
あの頃を妙に懐かしく感じてしまいます、戻りたいわけではないですけどね。
サボるという行為自体は良いことではありませんが、多感な時期に少し現実から離れて
一人でいろいろものを考えるのは、とても大切なことだと思います。
三十歳を過ぎると、そのあたりで差が出てくるような気がします。
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こんばんわー。よろろです。
こちらのブログ、おもろいですねー（コメントがおかしいでしょうか？笑）
みどりさんの文章、好きです。
まだ全部読めていませんが、じっくり読んでいきたいです。
それにしてもすごい高校生活。
続きのブログが気になる～～。
ではまた明日、じっくりと。
by yororo (2005-11-07 00:43)
よろろ様 おはようございます。
コメントありがとうございます。
す、すごいですか？
長文で申し訳ないですが、ぜひ遊びにいらしてください。
by midori (2005-11-07 09:39)
たいへんおもしろい文章なので感服しました。またちょくちょくおじゃまします。
by 猿丸です (2006-02-24 16:05)
猿丸 様 はじめまして。コメントありがとうございます。
どうぞご贔屓に宜しくお願いします。
by midori (2006-02-26 14:24)
僕はたぶんmidoriさんよりガッコいかなかったかも。
起きたら昼のちょっと前で、学食を食べに行って、
（カレー150円、カレー・ルーの塊を発見したら、おばちゃんがかつをひときれおまけしてくれた。）
そのまま帰ってきたり。
なんだかさいきん僕は仕事もちょっと暇ができてきたので、
遅刻とか増えてきちゃった。
人って、忙しいほうがまじめになるものなのかしら。
by hil (2006-07-22 23:18)
hil 様 ｎｉｃｅ！ありがとうございます。
人生は短いよ。
by midori (2006-07-23 19:20)
もっと働けってこと？
馬車馬のごとく？
by hil (2006-07-24 19:28)
hil 様 遅刻は まずいでしょう。
by midori (2006-07-26 00:41)