*ゾウムシってご存じ? [小学時代]
midori は紅葉が好きです。
父がドライブ好きで、特に紅葉の季節は、どこかしら有名なところに連れて行ってくれていました。
その影響か、大人になってもこの季節になると「どっか行きたい病」が始まってしまいます。
秋の野山に行きたいなー! あっなんか昔のこと思い出したぞ。
今回は昭和50年代にタイムスリップです。
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小学校ではいろんなものが流行る。
昭和50年代、某小学校男子児童に起きたブーム、それは「ゾウムシ」である。
【ゾウムシ】
甲虫目ゾウムシ科の昆虫の総称。
体長二センチほどで外皮は非常に硬く、吻(ふん)が長く伸びて象の鼻を思わせる。
幼虫・成虫とも植物性のものを食べ、多数の害虫も含まれ、世界に四万種以上が知られる。
イネゾウムシ・クリシギゾウムシなど。象鼻虫(ぞうびちゆう)。 (大辞泉より)
発端は忘れたが、気がつけばすでにクラスの何人かの男子の筆箱に、ゾウムシはいた。
放課後は「ゾウムシ採りに行くぞー」と野山に繰り出すようになった。
たかが虫とはいえ、採るとなればそれはれっきとした“狩”になり、自然に力関係ができあがる。
持つ者と持たざる者。
どんなくだらないものでも、加熱すれば売買が始まり、窃盗が行われ、大人の知るところとなり、
禁止が言い渡される。そしてブームは去るのだ。
その時は案外早く訪れた。
朝の会で、先生が怖い顔をしながら言う。
「ムシを持って来ている人は出しなさい。すぐに」
一瞬ザワついた後、スキのない先生の顔を見てあきらめたのか、みんな素直に出した。
先生はみんなの机を廻り、一匹一匹ビニール袋に回収していく。
いつもと変わらぬ風景だった、ここまでは。
その時「ギャー」という悲鳴が起きた。気の弱いAちゃんだ。
「Aちゃんどうしたのっ?」と先生が駆け寄ると、Aちゃんはオンオン泣き出した。
右手に何か隠している。
「出しなさいっ! 手を開くのよAちゃん!」イヤイヤをするAちゃん。
やっと先生がこじ開けると、ゾウムシが転がり出、Aちゃんの手のひらに穴が開き血がにじんでいた。
ゾウムシに刺されたのだ。さーっとみんなの血の気が引いた。
Aちゃんはすぐに保健室に連れて行かれた。クラスは一瞬でしらけた。
しばらくは、誰がAちゃんにいくらで売ったのかという話題があがったが、
そのうち全くゾウムシの話は出なくなり、ブームは終焉を告げたのだった。
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昭和50年代は、いろいろブームがありましたね。
スプーン曲げやUFO、ヨーヨー、ローラースケート、あとゲイラカイトなんてのもありました。
ブームというのとは違うけど、個人的には「小学○年生」の付録の日光写真が好きだったな。
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ゾウムシ・ブームなんてないよ。ないない。ありえない。
midoriさんが仕掛けたんじゃないんですか。
(帰りの会)
せんせー、ゾウムシを持ってきたのはmidoriちゃんが最初です。
midoriちゃんがいけないと思いますっ!
ヨーヨーは「プロ」の人が公園とかによくいましたね。
あの人たちはなんだったんだろう。
教本みたいなの売ってたんだっけ。
僕は学研の「科学」の付録の「カブトガニ」が好きでしたよ。
ちゃんと育つんだ、これがまた。
by hil (2006-06-10 22:16)
hil 様 nice!ありがとうございます。
いやいや。ありえない、ってことがありえない。
ちゃんとありました、ゾウムシ・ブーム。
私は持ちませんよー、クラス委員ちょですからね、いちおう。
先生からの信頼はブ厚かったですから、これでも。
陰で男子をそそのかす、ぐらいはしたことあるかもしれないけど(笑)。
放課後は、校門の前とか通学路の途中とかで
怪しいモノ売ってる人いましたねー。
おまけのロケット鉛筆欲しさに、
「お母さんに『教材買って』って言ってハンコもらってくるんだよ」
って怪しいオジさんが言うのを真に受けて家に帰って、
ものすごく怒られてる男子とかいましたよ。
そのカブトガニ、育った後どうしたの?
by midori (2006-06-13 09:57)
いいんちょおう~~~っ!?
あー吃驚した。ここ最近でいちばん吃驚した。
美術部で委員長・・・。お嬢キャラじゃない? それってフツー。
ええと、記憶が定かじゃないのですが、カブトガニって天然記念物だよね、確か。そんなの付録についてくるんだろうか。あれはもしかして、「カブトガニ的な何か」だったんじゃないかしら。
これから飲み会なんで、歳の近いひとにきいてみますよ。
で、やつらはね、水槽から水がなくなってて、干からびました。
うちの家系は宿命的に飽きっぽいので、クワガタとかアメリカザリガニとか縁日の金魚とか、皆さんだいたい同様の運命をたどりました。
ついでに。僕はアメザリとクワガタに指を千切られそうになったことがあるので、心の底から憎んでいます。
by hil (2006-06-13 17:58)
hil 様 おはようございます。
はっはっはっ いーですよ、お嬢のイメージで。ささ遠慮しないで。
んで、「カブトガニ的な何か」の答えは解かりましたか?
私はねー。ゾエアとかいうんでしたっけ? カニとかエビとかの
子供時代のプランクトンを育てたことありますよ。やっぱ付録で。
あれはどーしたんだったかなー。
hil さんと同じように干からびさせちゃったのかなー。
ザリガニとクワガタに指をちぎられそう・・・ヤツらにそんな力があるかっ!
ああん弱虫、弱虫~
by midori (2006-06-14 09:36)
お嬢、おつかれー(棒読み)。
あのね、挟む奴とか刺す奴とか毛がいっぱいとか足がいっぱいとかわさわさ動くとか、いやだよ、怖いよ。弱虫でいいよ。
待てよ。弱虫? 虫ってゆーな。
報告、報告ー。
十数人に訊いて、ひとりだけやっぱり飼ってた人がいたよ。midoriさんより数歳、若い人だけどね。
でも、カブトガニって、フリスビーくらいじゃない? 大きさ。僕が飼ってたのは、せいぜい王冠くらいのもので、やっぱりどうもカブトガニではなかったみたい。「カブトエビ」じゃないの? って言われた。カブトガニにそっくりなんだけど、小さくて、河川や田んぼにいるんだって。
騙されてたのかな。ウン十年も? ふう・・・。
by hil (2006-06-15 00:53)
hil 様 まーまー、いーじゃん、虫。
「僕らはみんな生きている」って歌、知ってるでしょ。
友達なのよ。ところで。
カブトガニ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%96%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%8B
カブトエビ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%96%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%93
さぁどっち?
by midori (2006-06-15 09:16)
お嬢、おつかれー(棒読み)。
ウィキのカブトエビはなんかちがう・・・。細長いもの、それ。
僕も調べました。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/todays_goods/25502.html
これ! これです、これ。
アメザリと一緒で、外来種だったんだ。
「生きた化石」というところはまちがいないみたいだけど、
やっぱりカブトガニではなかったんだ。僕の記憶違いなのかな。
てゆーか、midoriさん、生物部でもあったんでしょ?
知ってたんじゃないの、ほんとは。
あ、わかった。せいぶつぶ、じゃなかったんだ。
なまものぶ。
生肉とか齧るクラブ?
by hil (2006-06-16 01:58)
hil 様 えー、どこが違うの? まぁいいや。結局エビだったんだね。
くそう。天然記念物略取容疑でタイホじゃないのか(なんで?)。
あぁ生物部ね。つーかあれは。うーん。
主体性の無いお嬢は、最近仲良くなった違うクラスの友人が
いるというので入ってしまっただけで。。。
それに活動は釣り好きの顧問の先生の趣味に依るところ大きく、
水の取替えばっかやってたからねぇ。ははは。
by midori (2006-06-16 10:15)